会長就任にあたって


鷹觜前会長からバトンタッチをうけ、このほど後任として 新会長に就任することになりました朝倉久男でございます。 本年は板橋稲門会の35周年にあたり、よき節目に諸先輩が 築かれたきた伝統ある板橋稲門会の会長を引き受けることに なり、身が引き締まる思いです。

さて、少しだけ私自身の自己紹介をさせて頂きます。1972年(昭和47年)に政治経済学部を卒業し、長く企業勤務をしておりました。現在は経営コンサルタントとして千代田区丸の内1丁目に事務所を構え、中小企業(経営者)の経営支援を行っております。併せ、経営コンサルファーム「NPOビジネスサポート(本社:板橋区)」を主宰し、中小企業診士・弁護士・会計士・弁理士・キャリアコンサルタント等の国家資格を有する70名の専門家を有して、国や東京都など行政の中小企業施策支援や民間企業に対する経営支援を行っております。 企業勤務は、卒業して「住友商事」に入社し、2年間の留学、10年間の海外駐在(欧米中近東)なども経験し、商社マンとして定年まで働くつもりでおりました。ところが、海外支店長から戻って間もなく、45歳の時に「日本コカコーラ」からお誘いを受け、思い切って転職しました。また、50歳の時には、大手パッケージ・メーカー「大和製罐」から招聘され、再転職を行い、両社では経営陣の一員として営業・マーケティング、国際事業などを担当しました。 私の出身は神奈川県(相模原市生まれで5歳の時に川崎市に移り、小中高は地元川崎)で、慶応(日吉)は自宅から歩いて行ける近さでした。慶應(経済)にも合格しましたが、通学途中には渋谷・新宿もある“憧れ”の早稲田大学に入学しました。現在は板橋区中台にあるサンシティーに40年前から住んでおります。

板橋稲門会との関わりは、25年ほど前に地域稲門会があることを知り、会合に参加したのですが、その後の都合が合わず1回参加しただけで足が遠いていました。そんな中、15年前に大学のホームカミングデーの折に年次稲門会の設立発起人になり、1972年次稲門会の幹事長として校友会活動にも頻繁に関わるようになりました。私自身に時間の余裕ができたこともあり、2007年に板橋稲門会の「狭山湖~トトロの森~早稲田・所沢キャンパス散策」のハイキングに参加しました。その際、大先輩の鷹觜さん(私と同じ世代にも見え、年次もどのようなお立場なのかも分からないまま)から声を掛けられ、板橋稲門会の旗をもつ役割を担い、一日楽しく懇談させてもらったことを昨日のことのように思い出します。板橋稲門会には気さくで素晴らしい方々がいるんだと実感したものです。それ以来、時間が許す限り仕事との調整をつけ、食べ歩きの会やウオーキング、旅行などのイベントに参加するようになりました。
2017年度に常任幹事として役員の一画に座らせて頂き、工場見学会、稲門サロン(世界遺産等のセミナーや食事会)、サンシティでのBBQ開催など、種々の行事を担当し、2019年度から副会長の役目も担わせて頂いておりました。

最後になりますが、会長就任に際し、茲許、私なりの板橋稲門会運営方針を以下述べさせて頂きます。

【運営方針】

「会員相互の親睦を図り、地域社会及び早稲田大学の発展に寄与する」ことを念頭に、 板橋稲門会の更なる発展、活動を推進する。

【活動指針】
  • CREATE~早稲田を心のふるさとに会員及び家族が「豊かな人生」を創る
  • CHANGE~仕事(会社・組織)だけでなく「地域社会との関わり」を持つ
  • COMMUNICATE~年次を超えた会員相互の「幅広い交流・親睦」を図る ~144名の素晴らしい仲間が集う、伝統ある板橋稲門会の更なる発展に尽力してゆく所存ですので、会員の皆様のご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

以上

2021年5月
朝倉久男