第30回ウォーキング「池袋~早稲田大学」(2019年11月17日)

秋も深まる11月17日、快晴の下、今年2回目のウォーキングを開催しました。

朝9時に池袋東口交番前に8名が集合、明治通りを南下してまずは雑司が谷の鬼子母神へ。
ほとんどの人が「きしぼじん」と読んでいたようですが、鬼子母神は「きしもじん」と読むと知りました。
鬼子母神のお堂は国指定重要文化財であり、ご尊像は安産・子育(こやす)の神様として広く信仰の対象であり、当日は境内で手創り市が開かれていて、大勢の人で賑わっていました。

次に雑司が谷霊園へ向かいました。
有名人が多く眠る霊園内を巡る中、夏目漱石の立派なお墓の前で皆で手を合わせました。
雑司ヶ谷旧教師館は休館日で入れませんでしたが、古く落ち着いた住宅街を歩き、不忍通りへ。
日本女子大学の裏手から目白通りの表門へ、そして田中角栄邸に隣接する目白台運動公園に行きました。
ここにこのような素敵な公園がある知る人は少なく、多目的広場では大人から子供まで多くの人たちが遊んでいました。

ここで休憩した後、公園の南出口から急な坂を下った所にある肥後細川庭園を訪れました。
ここは肥後熊本藩主細川家の下屋敷でしたが、現在は文京区が管理しています。
松聲閣は細川家の学問所として使用され、ここから眺める庭園は、昔から変わらぬ景色です。
もみじの紅葉の色づきはまだ少し見頃前でしたが、整備された池泉回遊式庭園はとても素晴らしく、池に映える林の紅葉を狙った写真愛好家が大勢カメラを構えていました。
参加者全員が「東京にこんな素敵な所があるとは知らなかった」という感想を話しながら、自らも絶好の写真スポットを選び、ここで全員の集合写真を撮りました。
東京のど真ん中、早稲田大学のすぐ近くにこんなに綺麗で静かな素敵な公園を見つけたのは今回のウォーキングで一番の収穫だったと思います。

そこから我らが心の故郷母校早稲田大学へ。
まずは昨年開館した本部キャンパスにある早稲田大学歴史館に行きました。
旧1号館の建物につくられた歴史館は内容が充実しており、過去の資料の陳列を見るだけでなく、早稲田大学の現在や未来の教育・研究・社会貢献について知ることができ、見どころが盛り沢山でした。
次いで、今年の3月に完成した旧記念会堂跡地に建てられた「早稲田アリーナ」の中にある早稲田スポーツミュージアムを見学しました。早稲田スポーツの栄光の品々を見た後、早稲田通りを高田馬場まで歩きました。
打ち上げは駅前の磯丸水産で美味しい魚貝類に舌鼓を打ち、軽くお酒も入り、参加者で歓談し、散会しました。

久し振りに母校のキャンパスを訪れ、懐かしさと卒業後の年月を感じるとともに、意外な穴場を見つけた有意義なウォーキングでした。

<参加者>

鷹觜愼吾・鷹觜慧子・石渡元治・藤田治・吉田重雄・吉田惠子・山上郁雄・池田正司

記:池田正司(平成3年・法卒)