関東大学ラグビー対抗戦「早明戦」観戦記 2013年12月1日(日)

昨年、初めて板橋稲門会で早明戦観戦を行い、今年は二度目の開催である。
会場となる国立競技場は2020年の東京五輪に向けて2014年から改修工事が行われるため、現国立競技場では最後の早明戦である。
このような記念すべき試合に板橋稲門会として参加することができ、とても感激している。
今年の入場者は、4万6961人だったそうで(昨年は3万2132人)、観客席を見回しても満席である。
たいへんな盛り上がりであった。

試合はどちらかというと劣勢であった。
前半は明治にドロップゴールで先制されてしまい、前半終了間際にペナルティーゴールで同点に追い付き、3-3で前半は終了した。
後半は、開始直後に明治のペナルティーから積極的にボールを動かし、本日最初のトライを決めることができた。
これで8-3である。その後はほとんどが早稲田陣内に釘付けとなってしまった。
しかし早稲田のディフェンスは固く、明治のトライを許さない。ヒヤヒヤしっ放しであった。
ところが後半のロスタイムにスクラムから抜け出し、本日2本目のトライを決めることができた。
結局、早稲田は2本のトライを決め、15-3で勝利を収めることができた。最後の早明戦ということで、満員の大観衆の中、両校とも気合の入った戦いぶりであり、「最後の国立」にふさわしい試合であった。

いつもならここで終了だが、本日は「最後の国立」イベントが実施された。両校の校歌斉唱、エール交換の後、松任谷由実が登場した。名曲『ノーサイド』を生歌で聞くことができた。
感動もひとしおである。来年はどこで開催されるか分からないが、来年もぜひ観戦したいと思い、最後の国立競技場を後にした。

記:山上郁雄(昭和59年卒)